会社員橋本の葬儀AtoZ

2017年12月02日

天台宗の葬儀の流れを知っておこう

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天台宗の教えでは、すべての衆生は仏性を持っていて、必ず仏になることができると考えられています。そうなるには仏さまと縁を結ぶということが何よりも大切になりますので、葬儀にあたってまず最初に心身ともに仏の弟子になる儀式を行います。

まずは身体を清浄にすることが必要です。仏の浄土へ行くに際して、身体を改めて清浄にするために水で清め、香りで清め、髪を剃ります。次は心を清浄にすることが必要です。人間が生きていくためにはたくさんの助けを受けなくてはならないので、生きていくことは他の犠牲のうえに成り立っていると言えるでしょう。

意識があっても無くてもたくさんの罪を背負っていますので懺悔して心を清浄にするための懺悔の文を唱える必要があります。心身ともに清浄にしたら、仏の教えを授かるということになります。ここで授かるのは仏教徒としての基本の三つの戒めです。次に戒を受けた証の戒名をもらいます。戒名とは、仏の弟子であることを証明する名前で、法名とも呼びます。旅立ちの準備ができたら、いよいよ現世とのお別れです。すべての執着心を捨てて浄土に向かうというわけですが、最後にもう一回仏の教えによって、必ず成仏するための旅立ちの餞として渡すのが引導です。次は、霊棺に松明で火をつけて下炬の儀式です。もちろん、本当に点火はしませんが、火葬の儀式をします。最後に、念仏を唱えることによってすべての葬儀は終了ということになります。

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