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2017年12月15日

律宗とはどのような宗教なのか知ろう

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律宗は、りっしゅうと読みます。この宗教は現在も残っている南都六宗の中のひとつであり、日本にもたらしたのは鑑真だと言われていて、日本における仏教にかなりの影響を与えたとされています。この宗教が入ってくる前までは、奈良時代以前は日本には受戒制度がありませんでした。

よって、戒を受けていない状態の僧が世の中のあちらこちらにあふれていたというわけです。律宗が生まれたのは中国で、中国ではきちんとした僧侶になるために、戒律を修めることが決まっていました。日本においても、唐から戒律をあらかじめしっかりと伝えられてはいましたが、当時は戒律に対する理解が十分ではなかったと言えます。

この宗教の開祖の鑑真は、日本へこの宗教を伝えるために何度も航海へチャレンジし、途中で視力を失ったり海賊に襲われたりするなどといったアクシデントに見舞われます。あきらめることなく航海を繰り返した結果、6回目にしてようやく日本に到着をすることができたというわけです。その後には東大寺にて戒壇を開き、たくさんの人々へこの宗教の戒律を授けました。現在の檀家制度自体が誕生したのは、江戸時代からだということが言われています。それよりも前に誕生しているこの宗教を含めたほとんどの宗教は、僧侶が葬儀を行うということは無かったと言えます。現在でも、律宗の信者が亡くなったときには、他の宗教のお坊さんに依頼をして葬儀を行う場合がほとんどだというわけです。

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