2020年04月10日
自宅葬を執り行うさまざまなメリット
近年、葬儀の形が多様化され、希望に合う形での葬儀を実現しやすくなりました。中でも、最近最も人気を集めているのが自宅葬と言われています。斎場で執り行う一般的なお葬式と異なり、故人の自宅でお通夜や告別式を執り行うお葬式のことです。
自宅葬にはさまざまなメリットがあります。たとえば、大きなメリットは、ゆっくり落ち着いた環境で故人とお別れの時間を持つことができる点です。斎場でのお葬式は、参列してくれた一人ひとりに遺族が対応しなければいけませんので、気持ち的にも余裕がない中での対応は負担が大きくなってしまいます。
でも、自宅であれば、遺族のほかに故人と生前親しくしていた友人や知人など限られた人たちと、故人との思い出話をしながら、和やかな雰囲気でお別れができます。また、故人が長年病院に入院していた場合は、愛着のある自宅で少しでも過ごさせてあげたいと思う遺族も多いようです。
自宅葬であれば、自宅に帰宅したかったと望んでいた故人の希望も叶えてあげることができます。そして、もうひとつのメリットは、葬儀費用を抑えられる点です。斎場を利用する際の費用を抑えることができるので、経済的な負担が軽減されます。
ただ、自宅で葬儀を執り行うことを希望する場合は、遺体の安置スペースの確保や近隣への挨拶など、事前に準備することがあります。スムーズに執り行うためにも、事前に葬儀業者さんに相談してみるとよいでしょう。