2020年11月23日
住み慣れた自宅で葬儀を執り行う自宅葬に注目しよう
最近の葬儀の形は多種多様になっていて、これまでの一般的な葬儀の形と違う傾向の葬儀を希望する人が増えていると言われています。たとえば、最近注目されているのが、自宅葬です。斎場で行う一般的な葬儀ではなく、故人の自宅でお通夜や告別式等を執り行う葬儀の形です。
自宅葬を生前希望している故人も多いと言われていますし、故人が長期間病院などで入院していた場合、住み慣れた自宅から故人を見送ってあげたいという遺族の希望からも選ばれることが多いようです。自宅での葬儀を執り行う際のメリットは、故人と一緒に過ごした自宅という場所で最後のお別れができるという点にあります。
思い出がたくさんある自宅での葬儀なら、落ち着いた雰囲気の中で故人を偲ぶことができます。また、大勢の人が参列する斎場での葬儀は、参列者に対して遺族が対応するというのが基本になりますが、大切な家族を失ってしまった悲しみの中で対応するのは精神的にも大きな負担になる場合があります。
でも、自宅なら葬儀の規模を小さくすることができるので、参列者への対応による精神的な負担も少なくなりますし、参列者の目を気にせずに故人に対するさまざまな思いや気持ちを表すこともできるでしょう。そして、もうひとつのメリットは、葬儀費用を抑えられる点にあります。自宅が葬儀場の代わりになるので、葬儀場を借りる費用がかからなくなります。費用を抑え、できるだけ小さい規模で葬儀を執り行いたいという希望があるときも適した葬儀の形です。最近は自宅での葬儀に対応する業者さんが増えています。もちろん費用を抑えた小規模な葬儀でも心のこもった温かい葬儀を実現してくれるので、安心してお任せすることができます。ただ、自宅葬を執り行う際は、遺体を安置する十分なスペースがなければいけませんので、自宅での葬儀を希望する場合は、まずは業者さんに相談してみるとよいでしょう。